RICOH GR IIIxを手放した理由|小型カメラ好きが売却して次のカメラを考えた話
先日、RICOH GR IIIxを売却しました。
購入から約2年半、合計8,000枚近い写真を撮っての売却です。
GRシリーズは言わずと知れた、コンパクトデジタルカメラの名作です。小型ボディにAPS-Cセンサが搭載されており、そのコンパクトさと高い画質が魅力です。
もともとフルサイズ機を使っていたのが、子供が産まれたことをきっかけに、現在ではAPS-C機をメインカメラとして使っているほど小型カメラが好きなぼくですが、なぜGRを手放すことにしたのか。
この記事ではGRを手放した背景と、今後欲しいカメラについての個人的見解について語りたいと思います。
GRを手放した4つの理由
ポケットに入れることがほとんどない
GRのようなコンパクトデジタルカメラ最大の魅力が、ポケットサイズということでしょう。

レンズ交換式の場合、仮にいくらコンパクトなカメラだとしても、レンズが飛び出していることがほとんどですから、ポケットに入れることはまず不可能です。
さて、ここで重要なポイントがあります。
本当にカメラをポケットに入れて持ち運ぶことがあるか? ということです。
この質問がイエスの場合、コンデジは確かに魅力になるでしょう。かくいうぼくも、かつてはポケットにGRを入れて他には荷物を持たず、スナップに出かけることがよくありました。
しかし子供が産まれてからというもの、荷物を持たずに出かけるということはまずありません。
どれだけ近所へのお出かけでも、必ずカバンを持ち歩いてなにかしらのベビーグッズを入れています。
ぼくの場合はコンパクトサイズのカメラバッグを購入し、その半分はFUJIFILM X-E5にF1.4のレンズをつけて入れ、残り半分のスペースに子供の水筒やおむつを入れるといった運用が定着しています。
これがGRになったとして、身軽さにあまり変化がありません。
つまり、カメラは小さければいいのではなく、ある程度のサイズまで小さくなったらあとは同じという考えです。
ぼくの場合、X-E5レベルのサイズ感まで小さくなれば十分でした。
ということで、子供が産まれたことによる生活スタイルの変化により、ポケットサイズであることの魅力が薄れたのがひとつの理由です。
プロダクトとしての信頼性が低下していた
GRは確かに素晴らしいカメラでした。
たくさん思い出を残すことができたし、サイズ感を考えるとやはり随一の画質を誇るカメラだと思います。
しかしプロダクトとして信頼がおける作りかというと、疑問を持たざるを得ないというのが正直なところです。

まず一番の課題はゴミの混入です。
よく課題として挙げられていますが、レンズ繰り出し式ということで、レンズがしまわれる際に周りのチリを巻き込んでしまい、センサーにゴミが付着するという問題がよく起こります。
ぼくも実際、一度センサーゴミが付着して修理に出し、二度目に付着したときは諦めて毎回Lightroomで消していました。
同じように、パーツ類の故障の多さも課題にあがります。
小型かつ軽量ということで、プラスチックパーツが多いGRですが、ボタン類の耐久性が高くなく、特にダイヤル系統は結構簡単に壊れます。
これもぼくは過去に2回、購入から一年の保証期間内に修理に出しています。
さらに手放したいという気持ちを強めたのが、昨今の転売対策の脆弱さとGRの市場ポジションの変化です。
これも説明不要かと思いますが、GRはこの記事執筆時点で、転売が横行しています。
これはなぜかというと、そもそもGRはプロカメラマンがサブ機として使う存在だったのが、SNSで広まったせいで、気軽におしゃれな写真が撮れるカメラという立ち位置に変化してしまったためです。
マーケティング的には成功と言えるのかも知れませんが、本当にカメラが好きな人間からしてみると、今のGRというブランドは過去のものよりも低俗になってしまった感が否めません。
いろんな理由が重なり、手放しに愛着が持てるカメラだとは言えなくなってしまったのが、売却を後押しする形になりました。
GRは子供を撮るのにあまり向いていない
GRは最強のスナップシューターです。
街中でのんびり撮影するには最高のサブ機になり得るし、日常の写真をラフに撮ってもおしゃれに写るのが魅力のカメラです。

一方でAFが弱くレンズが固定のため、動き物にはめっぽう弱いというデメリットがあります。
子供を撮る上では、やっぱり強力なコンティニュアスAFがあったほうが心強いし、暗い室内ではF2未満の明るさが欲しくなります。
これはなにを撮りたいかという人それぞれのニーズに関わるところなので、あくまで今のぼくの場合はということですが、子供をたくさん撮る機会が多い以上、一台で完結できるカメラでは無くなってしまったというのが正直なところです。
今売ればお釣りがくる
先述の通り転売が横行しているGRシリーズですが、現在の最新機種は RICOH GR IVです。
ぼくの持っていたGR IIIxは最新機種ではないものの、GR IVの転売の煽りを受け、中古市場がとんでもなく高騰しています。
実際、ぼくがヨドバシカメラでGR IIIxを新品購入したときは、確か定価で13万円くらいだったと思います。
それが今回メルカリを使って、18.5万円で売却できました。手数料を引いても3万円以上のプラスになります。
2年半十分楽しんで、ぼろぼろになるまで使い込んで、なおかつお釣りがくる。
これはちょっと異常な状態です。これまでのリコーの転売対策を見るに、GR IVxが出てもこの中古市場の高騰は継続される可能性が高いですが、もはやいわく付きのカメラから今のうちに逃げてしまいたいとすら思ってしまいました。
カメラが高級な嗜好品である以上、転売の対象にはなりやすい側面は事実なので、メーカーには是非とも積極的な対策を講じてほしいものです。

今後買おうと思っているカメラについて
実は、ぼくは数か月前にニコンのフルサイズ機を手放しています。
今回RICOH GR IIIxも売って、カメラ貯金がふんだんに溜まっている状態です。
今の手持ちはFUJIFILM X-T4とX-E5の2台。
これからどのようなカメラを買い足すか、現時点で妄想しているのは次の3つです。
FUJIFILM X-T6
次に購入するのが確定しているのが、FUJIFILM X-T6です。
今所有している2台はどちらも趣味カメラとして十分な性能を持っていますが、がっつりポートレートを撮ったり、野鳥のような動き物を撮ったりする上では、若干力不足なカメラです。
2026年11月には登場が噂されているX-T6は、FUJIFILMのフラッグシップ機として信頼のおける性能を発揮してくれるはずです。
X-T6を買ったあとはX-T4をどうするか問題が出てきそうですが、個人的にはX-T4は妻と一緒に買ったはじめてのカメラという思い出もあるので、大事に使い続けたいところではあります。
FUJIFILM X-Pro4(仮)
まだまだ発売は先になるかと思われますが、仮にFUJIFILM X-Pro4が発売されるなら、是非とも購入してみたいです。
過去のproシリーズは一度も所有したことがないのですが、その評判の良さはずっと気になっていました。
小型のX-E5、フラッグシップのX-T6と揃ったら、次に欲しいのは趣味カメラとして最高の所有感があるX-Proシリーズです。
個人的に、X-Pro3は故障の口コミが多発していることが気になっており、耐久性の向上を期待して次機種を待ちたいと思っています。
Nikonのコンデジ(APS-C)
最後に、GRを手放したぼくですが、先ほど述べた不満が全て解消され得るコンデジの発売を心待ちにしているという意味でもあります。
NikonのDLシリーズは、その全てを満たすコンデジになる可能性が最も高いと思っています。
DLシリーズというのは、かつてニコンが開発を進めていたものの、スマホカメラの台頭等市場変化の影響により開発停止を余儀なくされた幻のコンデジです。
今後再開発されると正式な発表があったわけではないですが、コンデジは現在再ブームが到来しており、LUMIXやCanonをはじめ、RICOH GRシリーズの牙城を崩そうとしているメーカーが乱立しています。
ニコンにはそのポテンシャルが一番あると思っており、是非ともGRを凌駕する最高スペックのコンデジを発表して欲しいものです。
まとめ|GRは多くの人にとって神コンデジ
今回の記事では、RICOH GR IIIxの気に入っていないことを、包み隠さずに話しました。
確かにそうは言ったものの、一時はぼくだって気に入って使っていたカメラだし、今でも子供を撮る以外の目的では最高に便利なカメラであることは変わりません。
転売だけは万人にとっての課題ですので、是非メーカーには頑張って対策してもらい、欲しい人に適正価格で届く物流が整うことを祈っています。
ぼくもいつか子供が大きくなったら、GR Vを買う日が来るかも知れませんね。









コメントを残す