XF 18mm F1.4は透明感・立体感・ボケ感、全てが秀逸な神レンズ
富士フイルムが4000万画素機を出してから登場したレンズは、どれも解像感が一段階引き上げられた印象ですが、象徴的なのがこのXF 18mm F1.4 R LM WRです。
一度使ってみたら病みつきになってしまい、X-E5のつけっぱなしレンズになってしまいました。

そもそもこのレンズに出会ったのは、単純に広角レンズが欲しかったからです。
我が家は35mm判換算で50mm未満のXマウントレンズを持っていなかったので、ぼくがメイン機をニコンからフジに変えたタイミングで、1本広角を追加しようくらいのつもりで、18 or 23mmを検討していました。
最初はF2.8のコンパクトレンズがいいかとも思っていたのですが、色々調べていると18mm F1.4が海外のYouTuberから異常なまでの絶賛をされていることを知り、ぐんぐん興味が惹かれて購入に至った次第です。

このレンズ、まずは透明感がえげつないです。
空気を掴むのがうまく、被写体にそのまま触れられそうな写りをしてくれます。
空気まで写すレンズというよりは、空気を完全に透き通って必要なものだけ写してくれるレンズといった印象です。
APO-LANTHAERを使った時と近しい透き通り方をするので、たぶん収差が極限まで少ないのだと思います。



収差が少ないと、被写体が浮かび上がるような立体感も特徴になります。
被写体の裏側まで光が入り込んでいるかのような描き方も、このレンズの特徴です。
こういう写りって、結構フルサイズの特権みたいに思っていたのですが、APS-C機で描けるのはちょっと驚きでした。
ぼくは普段、REALA ACEとノスタルジックネガのふたつのフィルムシミュレーションをよく使います。
REALA ACEは見たままを写したい時に使うので、あまり色味や効果をいじっていません。
反対にノスタルジックネガはフィルムライクな写真を撮りたい時に使うので、フィルムグレインやカラークロームを入れたカスタムを作っています。
このレンズをつけていると、余計な効果が乗るのがもったいなく感じて、自然とREALA ACEばかり使ってしまいます。



ピント面だけでなく、ボケの描写も抜群にいいです。
被写体から滑らかにつながるボケは、雑味が一切なくてクリーンな写り。
玉ボケも出しやすいですし、かなり口径食も抑えられていると思います。
そこはやっぱりAPS-Cの強みとも言えますしね。
若干年輪ボケみたいな揺らぎも感じますが、パキッと写る現代的なレンズというよりも、富士フイルムらしいゆるさが残っている感じがして、ぼくは好印象です。
なにをバックに置いてもざわつかない、滑らかで大口径らしいボケ感です。



スペックの面から言っても、とにかく1本あって間違いのないレンズです。
F1.4の明るさは、全ての被写体に対応できる余裕になり得ます。
換算28mmという焦点距離は伝統のスナップ画角ですし、家の中で近くの家族を撮るのにも十分適した画角です。
Xマウントには同じ18mmでもより薄型なF2の選択肢もありますし、広角レンズは16mm F1.4というまたもや評判のいいレンズも存在します。
その中で18mm F1.4という絶妙なバランス感。
ポートレートから街中スナップまで、なんでもこなすスペックと類い稀なる描写性能は、神レンズと呼ぶに相応しい逸品です。




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値が張る機材だからこそ、まずはレンタルで相性を確認してから購入を判断するのも一つの方法です。
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