2026-08-31

【“fuwa”|NOSTALGIC Neg.】青と白、清潔な空気を纏って

NOSTALGIC Neg.とアメリカン・ニューカラーの関係性について、前回のレシピ紹介の記事で書かせてもらいました。

“wow”はアンバーに寄せた色味とコントラストの低さが、アメリカン・ニューカラーを彷彿とさせるルックで、比較的明るいシーンでの使用を想定したレシピでした。

今回紹介する“fuwa”というレシピは、もう少し現代的でクリーンな写りをするルック。
どちらかといえば、暗いシーンでの活用も視野に入れた絵作りをしています。

NOSTALGIC Neg.の魅力は大きくふたつあり、ひとつはアンバーに振れながらも色転びしづらい色再現性。

そしてもうひとつは、低いコントラストの中でも粘るシャドウ。

今回のレシピは、どちらかといえば後者の魅力を活かして作ったルックとなっています。

さらにいえば、ハイライトは飛びやすくすらありますが、そこも含めてNOSTALGIC Neg.の魅力です。

このレシピではシアンが強くなるようにホワイトバランスを調整しているため、シャドウはすっきりとした清潔感がありながらも、一方でハイライトが持つ温かさだって簡単には失われません。

少しオーバー気味に撮影しても、一定の落ち着きを保てるのがNOSTALGIC Neg.を使う理由でもあります。

“fuwa”というタイトルは、そんなハイライトの感触から名付けました。

思わず触りたくなるような優しい光が、このレシピを使って撮影すると簡単に手に入ります。

もちろん、カスタムの力ではなく、フィルムシミュレーションの力です。

“wow”との一番大きな違いをあげるとすれば、このレシピはどんなわずかな光であっても、必ず雰囲気に投影してくれるので、快晴の下や室内でも使いやすくなっています。

なんとも懐かしいゆるさが持ち味なので、珍しくフィルムグレイン大を入れています。

それでも、フィルムライクというほど古めかしくなく、むしろどこか現代的にすら感じます。

これは色バランスがもたらす清潔感が由来かと思っています。

青と白の調和が取れたレシピは、懐かしいながらもモダンさを失わないのです。

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