【“shito shito”|CLASSIC CHROME】湿度まで感じる、記憶の色を再現するレシピ
富士フイルムの色味といえば、真っ先にクラシッククロームを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ドラマチックでクールな印象のフィルムシミュレーションではありますが、このレシピ“shito shito”は家族写真にも使いやすい色味になっています。

クラシッククロームというフィルムシミュレーションの、それまでのPROVIAやPRO Neg. Hiなどと違う最大の特徴は、実在しなかったフィルムということです。
ある意味フィルムでは作れなかった色味なわけで、デジタルになったからこそ再現できた、夢のルックと言うこともできるでしょう。
そう聞くと派手な、華やかな印象のルックを思い浮かべるかもしれませんが、クラシッククロームはその真逆。
マゼンダは控えめ、シャドウにシアンが乗る、落ち着いた色味です。

そんなクラシッククロームを使ったレシピの多くは、ストリートに適したものであることが多いように思います。
控えめな彩度を持つクールな印象のルックなので、あるいはあまり家族写真には向かない気もしますが、決してそんなことはありません。
クラシッククロームはその色味が持つ温度感が、記憶を程よく刺激してくれます。
事実とは違う色だけど、なにか湿度を感じる色。
子供の成長を保管しておくために、適度な味付けをしてくれるルックになります。


このレシピはそんなクラシッククロームからさらに、黄緑色に振っています。
ダイナミックレンジもあえてDR100に設定し、クラシカルなルックにしてあります。
がっつりフィルムライクを楽しむぞってテンションのときに、選びたいレシピです。

割合特徴的な色味になるので、良くも悪くも富士フイルムだと一発でわかる写真になります。
どんなシーンでも、いつでも使える万能なレシピというよりは、「なんだかちょっとうまいこと撮影できない」って思ったとき、このレシピで撮るとなんとか作品に仕上がる。そんな使い方をしてみてください。


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