2026-07-31

資産形成ガチ勢のぼくが、カメラには惜しまずお金を使う理由|NISAと趣味の両立

突然ですが、「NISA貧乏」という言葉をご存知でしょうか?

主にNISAを中心とした金融投資を優先するあまり、趣味や交際費にかけるお金を削ってしまい、結果的に貧乏な生活に陥ってしまうことを揶揄して指す造語です。

もともとはネット上で、投資している人を小馬鹿にするような文脈で使われることの多かったワードですが、2026年3月には国会で話題に上がり、今ではニュースにさえ取り上げられるレベルの社会問題に発展しています。

たしかに投資との距離感、現在と未来のバランス感には難しいものがあります。

将来の不安を解消するために若いうちから投資をしておくことはもちろん重要ですが、若いうちにしかできない楽しみや経験を全て我慢するというのはちょっと極端な気がします。

家族旅行なんかは、お金をかけても今しかできないことの筆頭。

ぼくはカメラを趣味としており、毎年50〜100万円はカメラにお金を使っています。

その一方で、それ以上の金額をコツコツと積立投資しており、新NISAも満額に近いペースで埋めています。

そのため趣味と投資、今と未来のバランス感という意味では、結構うまくやっていると自信を持って言える立場にあります。

今日は資産形成ガチ勢のぼくが、なぜカメラには惜しまずにお金をかけられるのかについてお話ししたいと思います。

前提として、NISA貧乏になること自体を否定はしていません。

今の娯楽や人付き合いは一切なくとも、最速で金融資産を増やすことが自分にとって最も幸せだという人は、ぼくとは考えが違うだけなので好きにしてくれたらいいと思います。

ただ、NISA貧乏である状態になんらかの不快感を感じている人がいるなら、ぜひこの記事を参考に新たな趣味を探してみてください。

理由その1. KGI・KPIを設定しているから

NISA貧乏になっている人の話をSNSなどで見ると、ある共通の目的が見て取れます。

それは「最速でNISA枠を埋めること」です。

短期的には下がることもあるが、基本的に株価は上がり続ける。

2024年から始まった新NISAは、年間で最大360万円、生涯でひとりあたり1800万円まで、非課税で投資できる制度です。

インデックス投資の性質上、長い目で見ると基本的に株価は右肩上がりなため、なるべく早く投資した方が運用益は増えやすくなります。

そのため年間360万円の枠を年初に一括投資してしまうのが、理論上は正しい投資手法となります(あくまで推定の話です)。

このように新NISAの枠に対して最速で投資している人のことを、SNS上では「NISA満額民」とか「年初一括民」とか呼んだりもします。

そういった最速で投資している人の情報がSNS上で簡単に目に入ってしまうため、「自分も最速でNISAを埋めなくてはいけない」と勘違いした人がNISA貧乏になっていると感じています。

なにごとも、自分のペースで。

ぼくが趣味にもお金を惜しまず使いながら投資できている一番本質的な理由は、KGI・KPIを設定しているからです。

KGIとは最終的なゴール。KPIとはそのゴールを達成するための具体的な行動目標を指します。

例えば投資をするとき、「50歳で仕事を辞める」「60歳で別荘を買う」などがKGIに当てはまります。

そしてこのKGIを達成するために、「年間50万円の配当金を貰う」「月5万円積立投資をする」などをKPI設定することが可能です。

無理して最速を狙い、NISA貧乏に陥ってしまう人の多くは、このKGI・KPI設定ができていないのではないかと思うのです。

我が家の場合は月々の投資額をKPIのひとつに設定していますが、KPIさえ達成できていれば残りのお金は好きに使ってOKとしています。

もちろん、そのような家計管理に行き着くまでには、何度もKGI・KPIを見直し、どのような設定値なら今このときの充足感を失わないかを妻と確認し合いました。

投資しているせいで趣味がない、今が楽しくないと感じている人は、まずは自分がなんのために投資しているのか? 自分のKGIはなにか? ということを見つめ直すことをおすすめします。

理由その2. リセールバリューが高いから

さて、理由その1.では今と未来のバランス感を見直すための普遍的な話をしました。

ここからは、その中でもカメラという趣味が投資継続との相性がいい理由について話したいと思います。

まじでカメラ趣味おすすめです。

カメラという趣味が投資継続と相性のいい最大の理由は、リセールバリューが高いからです。

リセールバリューとは、中古で売ったときに、新品で買ったときと比較してどれだけの価値が残っているかという指標です。

例えば10万円で買ったものを5万円で売った場合のリセールバリューは、残価率50%と言ったりします。

カメラやレンズは、このリセールバリューが高くなりやすい商品です。

新品購入から1年後のリセールバリューを考えると、カメラでも残価率50〜70%越えは当たり前、レンズに至っては80〜100%残っていることも珍しくありません。

リセールバリューが高いということは、現物資産として価値が残りやすいため、趣味にお金を使っても資産額が減少しづらいということになります。

簿記をやっている方なら直感的にわかると思いますが、仮に「貯金50万円の人が、現金10万円でカメラを買って、そのカメラのリセールバリューが8万円」のとき、バランスシートで示すなら次のとおりです。

つまりカメラの購入というのは、一見すると高い買い物で大きなキャッシュアウトが発生するように見えるけど、実質的な資産としてはそれほど減少しないということになります。

これはカメラに限らず、リセールバリューのいい商品であれば同じことが言えます。
代表的なのは車や時計ですが、楽器やカードゲームなんかもリセールバリューの高い趣味になり得ます。

反対に一見安い趣味に見えても、買った瞬間に価値の下がるものばかりにお金を使ってしまうと、資産はどんどん減少していきます。

大事なのは、リセールバリューという視点を持つこと、バランスシートの仕組みを把握しておくことです。

実際に買う買わないは置いておいて、カメラという趣味は一見高く見えても実は資産が減らないという仕組みを理解すれば、NISA貧乏からは距離を置くことができるでしょう。

このようにぼくは、カメラを買っても実際の資産はほとんど減っていないと考えているので、趣味にもしっかりお金を使えています。

理由その3. 副業にもつながる趣味だから(自己投資になるから)

突然ですが、問題です。

資産形成ガチ勢のぼくがお金を増やすために、なによりも大事にしていることは、なんだと思いますか?

固定費の節約? 運用利回り?

正解は、年収の高さです。

今からめっちゃ嫌なことを言いますが、資産形成にとって最も重要なことは、いかにたくさん稼ぐかということに尽きます。

先ほど新NISAの年間枠が360万円だと言いましたが、これをフルマックス投資できる人は正直言ってほとんどいないでしょう。
年間50万円でも投資できていれば、今の日本ではかなり優良家計に入ります。

ちょっとわかりやすく年間100万円としますが、仮にこの100万円を年利5%で運用できたとして、得られる運用益はやっと5万円です。

つまり、年間100万円も投資できる超エリートですら、投資による影響額は年間+5万円程度です。

それに比べて収入はどうでしょうか?

大きく労働量の変わらない会社員同士で比べても、百万円の単位で差が出ることはざらにあります。

なにが言いたいかというと、資産形成を早く進めたいのであれば、頑張るべきは節約や投資ではなく収入アップです。

もちろん節約も大事ですが、節約には限度があります。
収入アップには限度がありません。

働いてお金をたくさん稼ぐことが、資産形成の最も近道なのです。

そして、今の日本で収入アップに有効な再現性のある手段は、転職と副業です。

まとめると、転職と副業で収入を上げることが、資産形成を加速させる最も効果的な方法です。

ぼくにとってカメラは趣味でありながら、副業にもつながるため、積極的に投資したいと思えるわけです。

このような言い方をすると、「なんだ、結局趣味じゃなくて副業に投資しているだけじゃないか」と思われそうですが、これは違います。

ぼくがはじめてカメラを買ってから、カメラ関連の発信で稼げるようになるまでに、かれこれ13年かかりました。

その間にもたくさんお金を使って、たくさんの機材を買ってきています。

副業として稼げるからカメラにお金を使っているのではなく、カメラという趣味にお金を使っていたら副業として稼げるようになったという順番です。

好きなことで稼げるようになるには、とても時間がかかった。

この話には資産形成する上での様々な重要マインドが隠れていますが、今回のテーマに沿った大事なポイントをひとつだけお話しします。

それは、資産形成をしたいなら創作的な活動を趣味にするべし、ということです。

ぼくは趣味を大きく、「創作活動」と「消費活動」に分類しています。

消費活動というと、例えば映画を見たりゲームをしたり、人との交流がこちらに含まれることもあります。

消費活動の多くは、ローコストで楽しめるという特徴があります。

一方の創作活動はというと、カメラや楽器、ハンドメイドなどが考えられるでしょうか。人との交流をこちらに含むこともできます。

創作活動のほとんどは、まとまったお金を払う必要があります。

NISA貧乏であったり、趣味を聞かれたときに困ってしまう人の多くは、この消費活動のウェイトが高いのではないかと想像します。

でも、ここまでの話の流れで分かるとおり、もしも本当に資産形成を加速させながら今の時間も充実させたいと考えるのであれば、副業につながる可能性の低い消費活動に時間を使うより、わずかでも副業につながる可能性のある創作活動に時間を使った方が有意義になる可能性が高いかもしれません。

趣味にお金をかけずに、なるべく多くのお金を金融投資に回すというのは、ちょっと近視眼的すぎます。

そうやって無理に趣味を我慢したところで、投資に回せるお金は限定的ですが、副業で稼げるようになれば無数の可能性が広がります。

結論|NISA貧乏で悩んでいるなら、ぜひカメラを!

結論として、投資ばかりで趣味がないという方には、ぜひカメラをおすすめしたいです。

カメラは先ほどからお伝えしているとおり、リセールバリューが高く副業にも繋がりやすいという理由以外にも、ランニングコストが安い、家族が喜ぶといった利点もあります。

このブログでは、家族撮影に適したカメラをはじめ様々な機材紹介をしていますので、いろいろ探してみてください。

最初から高いお金を払ってカメラを買うことに抵抗がある方は、まずはレンタルから試してみるのもいいかもしれません。

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